
常念は登山向けの山で、スキーツーリング向きとは言えない。一の沢沿いの長い距離はブーツごと板を担いで登り、雪が埋まって短時間のシール登高後、また担いで常念乗越へ。コルに出ると槍、穂高が見渡せ毎回感動。すぐそこに見える山頂までが結構長い。
山頂に着いたが、予想通り、北西斜面は固い。最近雪が降ったらしく、シュカプラと踏み抜きがギリのクラスト。山頂で1時間程、のんびり雪の熟成。登山者も山頂でバーナー出したり他愛もない話をしたり、この時期らしいスローな時間。北西面は広く、斜度も調度いい。小屋のそばまで雪がつながる。山頂から北西面を滑って、登り返して前常念稜線へ。雪は結局固くて、クラスト気味・・・・。
稜線から一の沢へは実は700mものストレートラインが引ける。一定斜度でボトムまで行ける素晴らしい斜面。が、斜面に入ると、雪がルーズで畳がすべっていくように表層がずれていやな感じ。どんどんデブリを作って斜面を潰していく。最後は登るルートと合流することもあって、沢芯をはずして慎重に処理をしながら、ボトムまで。もう少し早めに滑走開始すれば良かったな。
板とブーツを担いで枝に板を引っ掛けながらの帰りがこれまた長かった。 by au6
動画
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https://www.youtube.com/watch?v=7lKwKXyN-Fo